すきなものごと

不定期で金曜日、21:00更新。車いすダンサーです。HP:watername.net

無題4

深く深く眠って、はたと目が覚めてすぐ、まだ夢の感触が、残っているような時に、 いまここ、以外のすべてが、曖昧に感じるような時間に。 たとえば手のひらの、かたちを疑うような、自分自身の輪郭が、ゆらゆらと揺れているような、時に。 確かなもの、を手…

観に行ったあれこれ

去年、あれこれ観に行ったので、備忘をば、 舞台ってヨイ! 。⚪︎。In C / Co.山田うん。⚪︎。 「山田うんさんはいい…いいよ……」と、口伝の口コミをうけ、いってきました。わたしが観に行ったのは、青山スパイラル。 最初、舞台美術をパフォーマンスしながら演…

ねむねむ

ゴールデンウィーク!ひたすらぐーすかねむりたい。 それから、小旅行でもゆきたい!温泉につかりつつ、ゆったりのんびり、したいですね。 。⚪︎。⚪︎。 こないだ、抹茶と和菓子を出してくれるお店へいって、 祖母の家をなんとなく、おもいだしました。 幼心に…

無題3

この世界のきれいなものを、あなたに、 。⚪︎。⚪︎。 あなたは、どんな場所に、いるのだろう。 「そこ」は、とてもひろいのに、きっとちいさくて、堅牢な家を建てて、 外壁はコンクリートで、内装は木製で。 きっと静かで、でも騒がしくて、 「いつも」どおり…

あれこれ

年度切り替わりで、ややグロッキーな毎日です。 環境的にはとてもよく、ただばたばたしてるってゆう!! ねむみ先生と、とても仲良しです。うう。 。⚪︎。⚪︎。 itとかesとか、名付けえぬもの、と、呼ばれるものを、非在の現前と、規定するのなら。 イメージは…

本を読む、ということ。

幼いころから、家には山ほどの本があって、 ちいさい頃には読み聞かせをしてもらった記憶があります。 記憶に残ってるのは、十五少年漂流記。あとからよみかえすとわりと、少年たちサバイブマックス! 音として流れてくる言葉に、いまほどのイメージは立ち上…

さいきんのあれこれ

さいきんは、お天気がよくてお散歩がはかどります、 お散歩は、トレーニングをかねているのですけれど、音楽を聴きつつだと、脳汁がびしゃーっ!てなって、とてもよい。 いまは90年年代〜00年代の邦楽ロックがアツくて、おもにACIDMANなどを、 大木氏はとて…

年末年始によせて

師走のこの頃、いかがお過ごしでしょうか。わたしは、大掃除におわれております! 今年の出演はたぶん10〜15くらい。活動報告を書こうとおもいつつ、さかのぼること7月ごろからだし、あいだ飛ばすのもなんか嫌だしで、潔く来年に見送りました。 競技ダンス…

無題2

ひだりめ、と、みぎめ、に、うつるもの、 わたしはわたしのかたちを忘れがちなので、それらのふたつを、逆算する。 わたしがわたしのかたちを、忘れきったときに。 おもいだすのは、満ちるもの、ゆれてゆくもの、淡くひかるもの、 みぎめ、と、ひだりめ、の…

無題

わたしのからだは、やわらかい。 ひと、に触れると、ひと、のからだもまた、やわらかい。 ひと、は、やわらかなものでできていて、たくさんの丸で、 四角が折り重なった世界。だけれど、ひと、が、ひと、のからだに触れるとき、それは丸くて、やわらかなもの…

うみ(短文)

とぷん、と、海にもぐる。 ずいぶんながいこと、海を泳いでいたから息継ぎを、しなくてもふかくまで潜れるようになった、 ふかくへゆけばゆくほど、気配はすくなくなった。水面のちかくでは、ゆらゆらと、 海の底にねころがって、水面にゆれるひかりを、なが…

なみとなみだ(B2F)(短文)

なみだでいっぱいになった部屋、は、なかなかひらかなかった。それは外から開くことができるものではなかったから、ノブを数回まわす、それが星になって、なみだをゆらしていた。★みずうみは、森の深くにあった。湖面はとうめいにゆれていて、そばには角が生…

ちいさな動物たち(短文)

「壁の向こうには、ちいさな動物たちがいるんだよ。」 壁のこちら側で、秋色の葉っぱをふみしめながら、彼はつぶやいた。真っ白な髪の毛と、皺を刻んだ白い肌。長い時間をかけてゆらいだまなざしは深い色をしていて、みつめていると、とてもおおきいものをな…

川上弘美さんについて

先にことわっておきますが、全巻読破していないし、あくまでわたしがこうおもう、というやつです!いちばん最初によんだのは、「センセイの鞄」だったとおもいます。表紙とタイトルのなんとなくで買った、いわゆるジャケ買いですね。飲み友だちであるところ…

記憶の不確かさ

ちょっとまえに、スタバの抹茶ラテをシロップ抜きでのんだんですが(スタバのドリンクって、なんであんなにもあまいのでしょうか!)、ちゃんとお抹茶の味がして、お茶をならっていたのはほんとうにちいさいころ、まだ祖母が生きていた頃の話だから、かなり…

非在の言前

言葉にたいする、もやもやとした違和感に「こういうことか!」とおもったのは、丸山圭三郎さんの本を読んだときです。題は、丸山さんの本より。非在、が存在になる過程に、「言葉になる(言葉にする)」があります。いまはすべてのものに名前がついていて、…

へや(短文)

細い細い道をぬけてゆくと、何度かの分岐とカーブのあとにその場所はあった。今度こそは、たどりつけないはずだとおもうのに、なんどくりかえしてもその場所に、たどりついてしまう。 ドアをあけて、深くかぶっていたフードをおろして、目をあげるとオレンジ…