すきなものごと

毎週金曜日、21:00更新。車いすダンサーです。HP:watername.net

ファン気質

人前に出ておどっているわけですが、人生ってなにが起こるかわからないな……と、いまだにおもっています。もともと、人前はものすごく苦手で、文章を読み上げるだけでもあわあわします。車いすにのっているから……ということにしてもいいんですけれど、これはたぶん、もともとの性格です。

もっぱら、見に行くほうでした。人付き合いでも、相手を見てるほうが得意。音楽が好きだったのでライブよくいっていて。ステージ上のひとは、自分とは別の次元に生息しているかたがた、というイメージでした。

そこでの交流っていうのは、「神(偶像)を囲んでの座談会」みたいな感じで、やはりおなじくそのアーティストがすきなひとと、語るわけです。ライブ帰りの電車、恍惚に満たされながら、あの曲が、あの発言が、あのセットリストが、あのリフが、とか。(リフとかよくわかってもいなかったのに!)

一種の宗教にちかいかんじというか。ライブいきはじめたのが、最前いかつい漢だらけ、みたいなとこだったので、わりとストイックでした。モッシュゾーンとか、しゃれにならん戦場だったし、へんに倒れたりするのがいたらライブ中断(最悪中止)になるし、わたくしも無知極まりなかったので、いろいろ教えていただいたものです。

大人になって「ものをつくるひとも人間である」というのがわかってきて、もうちょっと娯楽よりのものに変わってきましたけれど、三つ子の魂百までといいますか、ステージに立つ=別次元みたいな感覚って多少は、のこってるんですね。知っているひとが出ている舞台をみにいってても、なんかくにゃっとしたかんじがあるというか(うまくいえない)。

自分が舞台に立つ時は、また別の感じっていうか、自分じゃないものになっているのであれなんですけれども、これは割愛。

それで、いい面と悪い面があるなって。いまダンスがだいすきなので、吸収の面では信心ってすごく有効なんですよ。でもそれやってると、プレイヤーとして吸収する幅が減るというか。

幸い(?)ダンスをみにゆきはじめたのは、はじめたと同時なのでまだ2年ほど。音楽にたとえるなら「ミスチルって誰?」レベルで知識ないです。それぞれの文脈とかそうゆうの知ってたらもっともっと「神……!」になってた、のかな?わからん。

ぜんぜんうまくいえませんでしたけれど、いまは一神教ではなく八百万の神的な感覚になっているので、それでやってればそのうちなくなるのかな~とも、おもってます。おわり。