このあいだ、病院の検査のかえりに、おいしいものを買って、「ここはすき」とおもう場所で、もしゃもしゃ食べていました。検査っていうのは気鬱なもので、でも確認みたいなものだから、おわればおわったで、すっきりはするんだけれど。
個人的なルールみたいなもので、かえりに「自分へのごほうび」と称して、ちょっとおいしいものを食べたり、景色がきれいなところを通ってかえったりします。
「おいしいなあ」とおもいながら、好きな場所で食べてるとき。たとえばそういうときに、「風がさっと、とおるかんじ」があります。
すきなもの、って、だいたいはどこかしら、そういうところがあります。すうっと、からだが軽くなるような。あるときにはそれは本だったし、あるときには音楽だったし、いまは生活のなかのちいさなこと、あとは好きにおどっているときです。
いそがしいのは、基本的にはすきじゃないです。でも、さっとふいてくる風みたいなものを、追いかけている感じがあるからいろんなことを、やりたいとおもえてる、のかもしれないです。おわり。