すきなものごと

毎週金曜日、21:00更新。車いすダンサーです。HP:watername.net

うみ

先日ワークショップを受けたのですが、そのなかで「あなたのいちばんきれい(すき?)なものをおもいうかべてください」というのがありました。わたしが思い浮かべたのは、海でした。

「それの、いちばんすきなところを思い浮かべてください」というので、水面がうねる様子、きらきらとおどるひかりをおもいうかべたら、胸がきゅーっとなって、涙がこぼれていました、

言葉にするなら「かえりたい」というきもちです。それはむかしからあるもので、その時々の自分とはべつに、独立してあるものです。具体的なイメージが伴うこともあるけれど、核にあるのはそうではないものなんじゃないかな。

とても原初的なもの、すごくみずっぽいもの、

なんだろう、とかんがえていた時期もあったのですけれど、わからないままで。

また別の日に友人が会話のなかで「自信って、自分のからだを愛してひきうけてる、ってことだとおもうの」といっていて、わたしはおどるようになってから、ずいぶんじょうぶになったとおもうのですけれど。

体力的なものもだし、きもちてきにも。なやむことももちろんあるけれど、たぶんだいじょうぶ、というちいさな灯りがそこに、ともっているかんじ。

2年とちょっとまえまで、おどったことがないどころか、見に行ったこともなく、おどるためには自分のからだをちゃんと感じることが、必要だと、一番はじめにかんじました、

それがとてもむずかしかった。頭でかんがえてからだを、おいてきがちだったんだとおもいます。すこしずつ、おしゃべりするみたいに、いまもまだまだ途中ですけれど、ちょっとずつちょっとずつ、仲良くなれてるなっておもいます。

冒頭のワークの締めに、「いまイメージしたものは、あなたのいちばんきれいなところです」といっていて、

それがもし、からだのなかにのこっているものなら。かえってゆきたいなとおもいます。おわり。