すきなものごと

毎週金曜日、21:00更新。車いすダンサーです。HP:watername.net

はてな(短文)

それにさわったときに、あたしとおなじ色だ、とおもった。

からだのなかを満たす液体、おなじ色はふたつとないことをいまのわたしは知っているけれど。その時たしかに強烈に、そう感じたことをおぼえている。

感触を追うことだけを見つめていた。自分のなかにあるそれ、にふれることができなかったから、

「あたし」だったわたしは、みずのながれをたしかめるみたいに、なんどもなんども、それをくりかえした。

おぼえているのは、とるにたらないことばかりだ。たとえばポラロイドカメラで切り取ったとしたら、ただのぼやけた像ばかり。だけれど、細胞をひとつずつ取り替えるみたいに、きづいたら全部が、つくりかわってしまっていた、



それはほんとうは、どんな色をしていたんだろう。

昼間はにせものだと思っていた。それはずっとそうだった、どんな方法でも解けないとおもっていた、いくつものそれは、

色彩のながれのなかで溶けていった。見たことのない色を鳴らしながら、半分ずつのさかいめは、