すきなものごと

毎週金曜日、21:00更新。車いすダンサーです。HP:watername.net

冬支度

ころもがえの季節に、ちみちみと秋冬ものを出していました。

一年中、ワンピース的なものを着ているので、がさっと総入れ替え、って感じではないですけれど、防寒具とかコートとか、ニットとかそういうものです。

愛でつつ使っているので、毎年「かわいいストール……!」「耳あてもいいかんじ」「このニット安心するんだよなあ」とか、わきわきしながら取り出しています。何年もつかってるんだけれど、半年もすれば真っ盛りにつかっていたときの感覚って、わりとわすれるから、

新鮮なきもちで、冬をお出迎え、ってかんじです。

いっこ残念なのが、革のブーツがいよいよ、だめになっていたこと。すごく気に入っていたので、修理出しつつつかっていたんだけれど、新しいのでぴんとくるの、まだないからなあ。

ほんとうに気に入ったもの、を、数パターンもっていたら、もっともっと!とは、ならないんだとおもいます。学生のころは、けっこうあれもこれもほしい!ってなってたんですけれど、物欲が低下した、ってだけでもない気がしています。

自分のことを知らなかったんじゃないかな。なにが好きで、なにが安心して、なにが大事なのかとかそういうこと。喉がかわいているのに、肉を食らいにいく、みたいな、

いまでもすきなものも、かわってゆくしちょっとずつ、サイクルがあったりもするんだけれど。10代のころの寄る辺なさって独特で、二度ともどりたくねえ……!

当時は、おとなになりたくない、とおもってましたけれど。なりましたねえ。おわり。

○。きょうの一冊。○

大きな鳥にさらわれないように / 川上弘美

「そういう!ことです!!」といいたくなった。ひとつの場面の積み重ねで、だんだん世界観があらわになってゆくようす。

びみょうなずれがつみかさなって、すがたをあらわすもの。いいなあ。