夢のなかで、コートをお直しに出していました。
実際にもってるやつで、茶色のロングコート。デザイン気に入ってるしあったかいんだけれど、ずっしりと重くて、近年はあんまり着てないやつ。
お直しから帰ってきたコートはかるくて、かわいくて、まったく別のものになっていて。わたしはお礼をしようとして……とゆうところで、めがさめました。
夢のなかのコートのデザインまで、はっきりおぼえているのだけれど、手づくりっぽかった。ときたまこういう、クリアな夢を見ます、
あるときには、真っ青な空のしたでゆるゆるとおどっている夢。腕をひろげて、海のそばで、音楽と一緒に、聴いたことがないのにそのメロディをおぼえているような、空の青さが浮かんでくるような。
無意識からなにかをサルベージしてきたような表現って、すごくいいなあ、とわたしはおもうんですけれど。夢はそれとはまたちがう、
無意識の意識にちかいところ。みたいな感じがします。
平安時代に、夢について書かれた本が、あったそうです。かなり仔細に、とても丁寧な夢日記という感じでしょうか、
夢は自分のなかからたち現れるのに、見知らぬ物語にちかい気がします。あんまり頻繁には夢を見ないのだけれど、そこでの時間のながれや空間の感触は、起きているときとはあきらかに、ちがって。
そうしてそれにとっぷり身を浸して起きるとき、ゆっくりふたつの世界が、すこしずつ、まじっていくみたいな、
ああいう感覚を与えられるようなものを、つくれたらなー!とおもいます。鍛錬するのです。とりあえずは来週末の本番、やりきります!おわったとき、なにを感じるかなあ。おわり。