ちょびっと、体調の雲行きが怪しく、
がっつり寝込む2歩手前、って感じでしょうか。とにかくねむい、ものすごくねむくて、先週末は起きたら夕方で、わりと驚愕しました。
夢のなかの世界、は、起き抜けにはとても、クリアな感触として、そこにのこっているのに、
すこしずつ、でも、さらさらと。あっという間に空気に溶けていきます。
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平安時代に、かなり詳細な夢日記を、書いたひとがいたらしくて、
世界を見渡しても、稀有なくらいの書き込み方だったんですって。それはたぶん、お付きのひとともにやっていたからだろう、というのですけれど、
起き抜けのまだ、色んなものが濃い状態のときに、箇条書きみたいにしてそれを、書いておくことがあります。それはほんとうにたまに、「これは残しておいたほうがいい」と強く思ったときで。
あとから読み返すと、とても不思議。言葉が骨組みみたいになって、それがどういうかたちをしていたか、は、わかるのに。雰囲気とかそういうもの、血肉にあたるものがほとんど記憶から、抜け落ちている。
それでもふっと、「それ」をおもいだしたときは、とてもとても不思議な感じになります。あきらかに異質な感触が、ふっと立ち上がる。
白昼夢って、こういう感触なのかもしれない。もし、夢のディティールまで書き残しておいて、「その感触」とスムーズに、アクセスできるようになったら、
ちょっと背筋がさむくなる想像でした。
心理学とか哲学とかでゆってることとあわせて、感じているところなんですが、「意識」「感覚(身体感覚)」「カオス」って、ざっくりわけてそんなかんじの、層があるような気がしていて、
それぞれ質感がちがうというか、四角と球体と液体、みたいな感じで思っています。
はっきりと線引できないまでも、「意識」「感覚(身体感覚)」(球体→四角)のあいだは変換は(ひとによるだろうけれど)まあまあできることだと、おもっていて、
だけれど夢の質感を含めて、言葉になおすっていうのは、普段使わないルートで場合によっては、カオスにちかいところまでダイレクトに、変換するのにちかいのかもなって。
そんなわけで、だいたいは起きて頭のなかで整理する(言葉になおす)だけにとどめていますが、それでもはっきりと、残っているのだから。越境しているよなあ、と、しみじみおもったのでした。
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ちょっとまえくらいから、はじめてのメソッドでからだを、整えていて、
手応えをものすごく感じたすぐあとに、もわーんと体調悪くなったので、たぶんなにがしかの調整をしているのだなと、ねれるときには寝まくっていました。
ぼんやりしている時間が長いからか、なにかをアウトプットしたい欲、がものすごくあったんですけれど、
前述のとおり、あまりからだをごりごり動かさないほうがよさそうだなあ、みたいなのがあり。そんなわけで、ごりごり書いたり、うたったり、ゆるくゆるく、からだをメンテナンスしたりして、
身体よりも、言語のほうが輪郭が、はっきりしているから、
そのことの、いいところとわるいところ。両方わかったうえでいろいろを、できたらいいな。
キッチンにはひまわり、デスクのまえには芍薬。玄関にはかすみ草をたっぷりとちょっとの緑、そういう「なんとなく」で、鈍りかけた勘をみがくのが、いまのたのしいことかなあ、
すこしずつの毎日、はやくはやく、いろんなことを感じたいな。おわり。
○。きょうの一曲。○
前前前世 / RADWIMPS
サブスク解禁されましたね!いちばん聴いてたの、アルトコロニーの定理あたりまでなんですけれど、このMV、侍が演奏しているし忍者が走っているし、健在……!っておもいました。