こないだの週末はka na taへ、
新作発表とゆうので、ひやかしにいったのと、ちょびっとリハビリもかねて。
緊急事態宣言ちゅうは、わりとほんきの自粛モードなわたし、すこしとおくに出かけるだけで、わくわくでした、
電車の窓からながめる景色がすき。音楽と溶けてゆくみたいで、すごく遠くにあることを、思い出せそうでおもいだせない、みたいな、
そういうもどかしい感じ、でもだけれど、どこかがものすごく、リラックスしているような。
わたしがおどるときに着ているのって、ほとんどがka na taの服で、
なかにはカジュアルダウンしなくちゃなのもありますけれど、おおよそはふだんも着ています。
それらが両立するのがとてもよいなって、溶け込むし目立つ、みたいな。
新作は、顔のモチーフをくずしたプリントのものがちらほら、
顔面から視線をはがす、とゆうので、ルッキズムへの反逆に、こんなおもしろい方法があったなんて!と、ちょっと笑ってしまいました。
冷やかすだけのつもりだったのですけれど、ちょうかわゆいダッフルコートがあって、いまものすごい悩んでます……!お値段だけがかわいくない………!!
かよいはじめてから、もう7年くらい?
齋藤陽道さんに撮影おねがいしてたとき、ちかくによい洋服屋さんがある、ということで、
そのときの店員はせいこちゃん。当時はわりと、お洋服迷走中だったのですけれど、試着したときのやわらかい感触の虜になって。
シルエットとかもきれいなんですけれど、なにより着心地が良くて。くるまれている、みたいな感覚になるのです、
いまでも緊張を要する場所にいったあと、ふっと力を抜いたときに、お洋服につつまれてるな、みたいな感覚になることがあります。
仕立ても素材も良いし、リペアもしてくれるので、着れなくなったのは最初の、1着くらい?
当時は、かなたの学校と銘打って、デザイナーの加藤さんが、みんなのまえで話すのがあったり、吉祥寺のキチムで、ka na ta主催のイベントがあったりとかで、
そゆのにもいってたのですけれど、なんだかコミューンみたいだなあ、と、おもったのをおぼえています。
ぼんやりと階段に腰掛けて、煙草を吸っていたら、そういうある時期のことをおもいました。
いまよりももうすこしふわふわと、いろんなことが不思議だったころ。
階段の上らへんには、まえはアイビーがもりもり生えてたのですけれど、いまは剪定されていて、
それからなかに、おおきな座り心地の良い、ソファーもあった。すこしだけ、風通しのよくなったその場所で。
変わってゆくことと、変わらないこと、
一瞬のなかの白昼夢みたいな時間で、しみじみと。おわり。